8月25日、自民党の二階幹事長は「女性尊重の時代に女性天皇を認めないのは時代遅れ」という実にまっとうな発言をし、安倍政権は女帝容認へ舵を切ったかに見えた。だが案の定、翌26日に菅官房長官は「男系継承の重みを踏まえて考えていく必要もある」と述べ、政府の立場としてはコメントを控えるとした。また、間を置かず、男系男子派の常套句である「皇位継承は悠仁さままでは決まっている」という趣旨の意見が言論サイトに掲載された。しかし、どの時期に世論調査をしても、「女性天皇」支持は7-8割を占める。国民は、皇太子ご夫妻の一人娘・愛子さまのご誕生からそのご成長を見守り続け、「皇太子さまのあとは愛子さま」と当たり前に思い続けてきた。愛子さまへの皇位継承こそ国民の希望であり、これからの時代にふさわしい新しい皇室への道を開くものではないでしょうか。このトピックは、愛子さま皇位継承への道をたどります。
■安倍政権が女性天皇容認へ舵を切る?
8月25日午後7時のNHKニュース画面に「自民幹事長 女性天皇に肯定的な考え示す」という文字が大写しになり、自民党の二階幹事長がこの日行われたBS朝日の番組収録時に「女性尊重の時代に天皇陛下だけそうはならないというのはおかしい。時代遅れだ」と述べたことを伝えた。一貫して女性天皇に反対してきた日本会議に支えられている安倍政権がなぜこんな発言を? 幹事長が公の場で総理と反対のことを言うとは考えにくく、安倍総理とも菅官房長官とも十分に根回しをしたうえでの発言であると思われた。
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▲意外や意外、この人物からこんなまっとうなコメントが!(NHK)
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▲「女性天皇について生前退位と一緒に議論をすることが望ましい」と話す二階幹事長(日テレ)
天皇皇后宮内庁サイドから示されていると思われる「皇太弟とセットの生前退位」要望に、官邸は「NO」という結論に至ったのか? 国内外の情勢を鑑みれば、それ以外の道はないはず。思えば、小泉政権時代に実現寸前だった女帝法案を握りつぶしたのは、安倍晋三その人だった。今後、日本会議や男系男子派からどのような圧力があろうとも、10年前の罪滅ぼしをやり遂げてほしい。
■菅官房長官は翌26日、「男系継承の重み踏まえて考える必要も」と発言
翌26日午前の記者会見で、菅官房長官は二階幹事長の女帝容認発言について、「政府としてのコメントは控えたい」としつつ、「男系継承の重みを踏まえながら、安定的な皇位継承の維持について考える必要もある」と述べた。
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▲「男系継承の重み」について述べた菅官房長官(2016年8月26日午前)(産経ニュース)
この菅官房長官の対応は想定の範囲内というべき。たとえ官邸内では「女性天皇容認」で一致していても、それをストレートに出すわけにはいかない。二階幹事長のコメントは、最初にまず放ってみた「一の矢」であり、さまざまに反応を見ながら、二の矢、三の矢を放つ準備をしていくとみる。国民の圧倒的多数は女性天皇に賛成なのであり、後はどのような道筋でこれを実現していくかだ。声が大きい圧力団体としての日本会議、男系男子派、天皇皇后秋篠宮家と宮内庁の一部。これをどのように鎮めていくか、相当に重い課題に違いないが、国民世論の後押しがあれば、不可能ではないはずだ。
■光速で登場!「女系天皇の是非は悠仁さまのあとまで封印を」の横やり
二階幹事長が女帝容認を述べた翌日、まさに間髪を置かずの速さで、例の見飽きた意見「悠仁親王までは決まっている」が言論サイト「アゴラ」に掲載された。
・女系天皇の是非は悠仁さまのあとまで封印を(八幡 和郎)
http://agora-web.jp/archives/2021067.html
八幡氏は「現在、皇太子殿下、秋篠宮殿下、悠仁さまという継承順位があり、いずれも、特段の支障は認められない。」「すでに皇嗣としての教育が進みつつある悠仁さまを排除するのは著しく疑問である。」とし、「女性天皇を認めるとすれば、伝統的な男系主義で継承が出来ないとか、明らかに、不適切とかいうときに原則を拡張するのはいいと思う。しかし、従来の原則で適任者がいるのに原則を変えれば、正統性、ありがたみがなくなってしまうわけで、それこそ皇室制度の危機を招くだろう。」などと述べている。
さて、悠仁親王は「皇嗣としての教育が進みつつある」のだろうか? 秋篠宮家の嘘で固めたメディア操作は「明らかに、不適切」なものとして国民の目に映っているのだが。
■安倍政権が女性天皇容認へ舵を切る?
8月25日午後7時のNHKニュース画面に「自民幹事長 女性天皇に肯定的な考え示す」という文字が大写しになり、自民党の二階幹事長がこの日行われたBS朝日の番組収録時に「女性尊重の時代に天皇陛下だけそうはならないというのはおかしい。時代遅れだ」と述べたことを伝えた。一貫して女性天皇に反対してきた日本会議に支えられている安倍政権がなぜこんな発言を? 幹事長が公の場で総理と反対のことを言うとは考えにくく、安倍総理とも菅官房長官とも十分に根回しをしたうえでの発言であると思われた。

▲意外や意外、この人物からこんなまっとうなコメントが!(NHK)

▲「女性天皇について生前退位と一緒に議論をすることが望ましい」と話す二階幹事長(日テレ)
天皇皇后宮内庁サイドから示されていると思われる「皇太弟とセットの生前退位」要望に、官邸は「NO」という結論に至ったのか? 国内外の情勢を鑑みれば、それ以外の道はないはず。思えば、小泉政権時代に実現寸前だった女帝法案を握りつぶしたのは、安倍晋三その人だった。今後、日本会議や男系男子派からどのような圧力があろうとも、10年前の罪滅ぼしをやり遂げてほしい。
■菅官房長官は翌26日、「男系継承の重み踏まえて考える必要も」と発言
翌26日午前の記者会見で、菅官房長官は二階幹事長の女帝容認発言について、「政府としてのコメントは控えたい」としつつ、「男系継承の重みを踏まえながら、安定的な皇位継承の維持について考える必要もある」と述べた。

▲「男系継承の重み」について述べた菅官房長官(2016年8月26日午前)(産経ニュース)
この菅官房長官の対応は想定の範囲内というべき。たとえ官邸内では「女性天皇容認」で一致していても、それをストレートに出すわけにはいかない。二階幹事長のコメントは、最初にまず放ってみた「一の矢」であり、さまざまに反応を見ながら、二の矢、三の矢を放つ準備をしていくとみる。国民の圧倒的多数は女性天皇に賛成なのであり、後はどのような道筋でこれを実現していくかだ。声が大きい圧力団体としての日本会議、男系男子派、天皇皇后秋篠宮家と宮内庁の一部。これをどのように鎮めていくか、相当に重い課題に違いないが、国民世論の後押しがあれば、不可能ではないはずだ。
■光速で登場!「女系天皇の是非は悠仁さまのあとまで封印を」の横やり
二階幹事長が女帝容認を述べた翌日、まさに間髪を置かずの速さで、例の見飽きた意見「悠仁親王までは決まっている」が言論サイト「アゴラ」に掲載された。
・女系天皇の是非は悠仁さまのあとまで封印を(八幡 和郎)
http://agora-web.jp/archives/2021067.html
八幡氏は「現在、皇太子殿下、秋篠宮殿下、悠仁さまという継承順位があり、いずれも、特段の支障は認められない。」「すでに皇嗣としての教育が進みつつある悠仁さまを排除するのは著しく疑問である。」とし、「女性天皇を認めるとすれば、伝統的な男系主義で継承が出来ないとか、明らかに、不適切とかいうときに原則を拡張するのはいいと思う。しかし、従来の原則で適任者がいるのに原則を変えれば、正統性、ありがたみがなくなってしまうわけで、それこそ皇室制度の危機を招くだろう。」などと述べている。
さて、悠仁親王は「皇嗣としての教育が進みつつある」のだろうか? 秋篠宮家の嘘で固めたメディア操作は「明らかに、不適切」なものとして国民の目に映っているのだが。